カルチャー
2014年7月8日
できる人は机の下でこっそりやっている! 「ふくらはぎ」健康習慣
[連載] 『医者と薬を遠ざける「ふくらはぎ」習慣』より【4】
文・小池弘人
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オフィスでもできる!「ふくらはぎ」を意識したプチ筋トレ


 次に、家の中ではふくらはぎを「もむ」ことができても、オフィスではなかなかそうはいかない、という人も多いと思います。

 そこで「もむ」「さする」といった手を使う動作以外の方法を紹介します。

 それは、ふくらはぎを意識した「プチ筋トレ」です。

 「プチ筋トレ」なら、オフィスでも着席時や休憩時に気軽にできるはずです。

 では、実際にふくらはぎを意識した「プチ筋トレ」を行ってみましょう。

 目安は次の(1)~(5)を各10回です。

※クリックすると拡大

(1)腓腹筋を意識しながら、かかとをゆっくり上げ下げします

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(2)膝を軽く曲げて中腰になり、ヒラメ筋を意識しながらかかとをゆっくり上げ下げします

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(3)イスに座って、かかとを床につけたまま、前脛骨筋を意識しながらつま先をゆっくり床から浮かせます

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(4)イスに座って、親指を床につけたまま、外反筋群を意識しながら残りの4本の指をゆっくり床から浮かせます

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(5)イスに座って、小指を床につけたまま、内反筋群を意識しながら残りの4本の指をゆっくり床から浮かせます
 いかがでしたか? この回では、「歩く」「プチ筋トレ」の具体的な方法についてご紹介しました。

 これなら仕事で忙しい人でも、何も手を伸ばしてふくらはぎをもんだりせず、机の下で足を使ってこっそり実践できると思います。

 ふくらはぎが健康にいい本当の理由、そしてイラストと動画でのふくらはぎ実践習慣については、私の著作等でも説明していますので、そちらもご覧ください。

※「ふくらはぎイズム」を検索すると、著者・小池弘人 先生指導の動画解説が見られます

(了)





医者と薬を遠ざける「ふくらはぎ」習慣
縮退で考える健康・社会・生き方
小池弘人 著



【著者】小池弘人(こいけ ひろと)
1970年東京都生まれ。1995年群馬大学医学部医学科卒業。博士(医学)。日本統合医療学会指導医、日本内科学会認定医、日本臨床検査医学会臨床検査専門医など。2003年に統合医療の世界的権威アンドリュー・ワイル博士率いるアリゾナ大学統合医療プログラムのアソシエイトフェローに選出。2007年に小池統合医療クリニックを開設。現在、同クリニック院長、群馬大学医学部非常勤講師。漢方、鍼灸といった東洋医学などを通して、現代医療における代替医療の可能性を探究している。とくに監修として関わった『「ふくらはぎをもむ」と超健康になる』(マキノ出版)がベストセラーとなり、これまであまり関心を持たれてこなかった「ふくらはぎ」に医師の立場から光を当てることで、「ふくらはぎ習慣」の火付け役となった。著書に『決定版 新ふくらはぎ習慣』(扶桑社)、『ふくらはぎ「もみ押し」健康法』(静山社)などがあり、共著に『病気が逃げていくふくらはぎ力』(世界文化社)などがある。近著は『医者と薬を遠ざける「ふくらはぎ」習慣』(SBクリエイティブ)。



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