スキルアップ
2014年7月4日
仕事や勉強が捗る「ノート術」の極意とは?
[連載] 本当に頭がよくなる1分間ノート術【1】
文・石井貴士
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「1ページ1秒」で見返せることを前提にノートを書く


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 どれだけ素晴らしいノートを作ったとしても、読み返すのに時間がかかってしまうノートであれば、ダメなノートです。

 復習するときのことを考えて、そこから逆算して、今ノートを取るのです。

1ページ1秒で見返せるノートを作るのがゴールです。
 ごちゃごちゃ小さい字で書き込むのではなく、大きな字で、ゆったりと書くノートが正解です。

 多くの人が、「ノートがもったいない」と言って、文字でびっちり埋め尽くすようなノートを取っています。

 でも、それは間違いです。
 「これはもったいないな」と思うくらいのノートの取り方をすべきなのです。

 ほかの人が1ページ使っているところで、あなたは4ページ使っているくらいで、ちょうどいいゆったり感です。

 そうしないと、復習のときに、1ページ1秒以上の時間がかかってしまうのです。

ノートは「7ミリ間隔」の広いものを使おう


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 ノートは、狭い間隔のものではなく、広い間隔のものを使いましょう。
 オススメは、7ミリ間隔のノートです。

 書くときは必ず、1行空けて書くようにします。
 行と行の間に1行空けておけば、間違ったときにも訂正しやすいからです。

 次の行と続いている行であれ、1行空けて書きます。
 前の行と別の文章になる場合、2行空けて次の文章を書きます。


 そのくらいしないと、ゆったり感は出ません。

 慣れない人にとっては、「なんてもったいないんだ」と思うことでしょう。

 違うのです。

 次に復習するときに、1秒で復習するために、心を鬼にするのです。






本当に頭がよくなる1分間ノート術
石井貴士 著



【著者】石井貴士(いしい たかし)
作家。(株)ココロ・シンデレラ代表取締役。1973年愛知県名古屋市生まれ。東京都町田市立つくしの中学校卒。私立海城高校卒。代々木ゼミナール模試全国1位、Z会慶応大学模試全国1位を獲得し、慶應義塾大学経済学部に合格。ほとんど人と話したことがないという状態から、テレビ局のアナウンサー試験に合格。アナウンサー在職中に、「アナウンサーを辞めて、ゼロからスタートしてビッグになったら、多くの人を勇気づけられるはず!」と思い、本当に局アナから無職に。その後、世界一周旅行に出発し、27カ国を旅する。帰国後、日本メンタルヘルス協会で「心理カウンセラー資格」を取得。2003年に、株式会社ココロ・シンデレラを起業。著書『本当に頭がよくなる 1分間勉強法』(中経出版)は57万部を突破し、年間ベストセラー1位(2009年 ビジネス書 日販調べ)を獲得。シリーズ最新作は『本当に頭がよくなる1分間ノート術』(SBクリエイティブ)で、著者累計150万部を突破するベストセラー作家になっている。



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