カルチャー
2014年10月28日
ちょっと待って! 解約すると損するあなたの"お宝保険"
[連載] 保険選びは本当にカン違いだらけ【3】
文・鬼塚眞子
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あなたの保険は予定利率の高い保険かもしれない


 貯蓄型の保険のなかには貯蓄性の高い「お宝保険」と呼ばれる商品も存在します。
 これは、バブル期に設定した予定利率(運用利回り)の高い貯蓄型の保険のことで、要するに支払った保険料に対して、保障額や解約したときの返戻金が高い商品のことを指します。

解約したら損する"お宝保険" ※クリックすると拡大

 現在でこそ予定利率は1%台程度となっていますが、バブル期は6%台、平成に入る頃でも5.5%ほどと非常に高水準でした。
 ところが、バブル崩壊後は一気に下がり続け、現状は低水準で何年も停滞しています。

 バブル崩壊後、実はそんな利回りが高いお宝保険だと知らぬまま、解約する人はゼロではありません。
 お宝かどうかの目安として、平成11年3月以前に「貯蓄性のある保険」に加入した人は、安易に解約する前に、もう一度内容を検討しましょう。

 「貯蓄性のある保険」とは、終身保険、定期付終身保険の「終身保険」の部分や、養老保険、個人年金保険と呼ばれるものです。
 なお、学資保険も貯蓄型保険なので、平成11年3月以前の加入を目安にしてください。

 最近は社会事情などに応じて、商品自体が進化しているものの、貯蓄性は以前より高くないものもあります。
 見直しの際は、契約中の商品の加入時期に注意しましょう。

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保険選びは本当にカン違いだらけ
20年後に後悔しない保険常識
鬼塚眞子 著



【著者】鬼塚眞子(おにつかしんこ)
大手生保会社の営業職、業界紙の記者を経て、2007年に保険ジャーナリスト、ファイナンシャル・プランナー(FP)として独立。保険業界と商品に精通し、保険営業とFP資格のある、日本では稀有な存在の保険ジャーナリストとして知られている。2010年、保険業界活性化を図るため、保険のすべてのチャネルを横断する「オーツードットコム 保険業界の明日を考える会」(現、トリプルA)を主宰。マスコミ出演、執筆、講演、相談で幅広く活躍中。近著は『保険選びは本当にカン違いだらけ』(SB新書)