スキルアップ
2014年10月22日
青ペン、4色のクリアファイル──勉強の効率を上げる道具の選び方
[連載] 本当に頭がよくなる1分間ノート術【2】
文・石井貴士
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4色の蛍光ペンを使って右脳を刺激する


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 ノートに書くときは、基本的には青ペンのみです。
 重要なところは、赤でアンダーラインを引きます。
 忘れてもいいことは、黒で書きます。

 ボールペンの色に関しては、青と赤と黒の3種類のみを使うことになります。

 よく、12色ペン、24色ペンなどを使っている人がいますが、それだと、次に何の色を使うかで迷う時間が生じるので、3色に限定するのが正解です

 いっぽうで蛍光ペンは、4色を使います。

・赤......見てゼロ秒でわかるもの
・緑......見て3秒でわかる。うろ覚えのもの
・黄......見たことはあるが、わからないもの
・青......見たことも聞いたこともないもの

 という使い方が、基本的な4色の使い方です。
 記憶の4段階に応じて、蛍光ペンを使うのです。

 記憶の4段階については、『本当に頭がよくなる1分間記憶法』(SBクリエイティブ)で詳しく解説していますので、そちらを参照いただけると幸いです。

4色を使った英語勉強法


 英単語を覚えるときも、

・赤......見てゼロ秒でわかる英単語
・緑......見て3秒でわかる。うろ覚えの英単語
・黄......見たことはあるが、わからない英単語
・青......見たことも聞いたこともない英単語

 に分けます。

 赤は、二度と復習しません。
 優先順位としては、

(1)緑の英単語を赤に昇格させる
(2)黄の英単語を緑に昇格させる
(3)青の英単語を黄に昇格させる

 という3段階です。

 緑を赤にする作業が、もっとも労力がかからず、血となり肉となりやすいです。
 すでに一度は覚えている英単語だからです。
 英単語帳は、すべてを赤に昇格させたときに、その役割を終えるのです。






本当に頭がよくなる1分間ノート術
石井貴士 著



【著者】石井貴士(いしい たかし)
作家。(株)ココロ・シンデレラ代表取締役。1973年愛知県名古屋市生まれ。東京都町田市立つくしの中学校卒。私立海城高校卒。代々木ゼミナール模試全国1位、Z会慶応大学模試全国1位を獲得し、慶應義塾大学経済学部に合格。ほとんど人と話したことがないという状態から、テレビ局のアナウンサー試験に合格。アナウンサー在職中に、「アナウンサーを辞めて、ゼロからスタートしてビッグになったら、多くの人を勇気づけられるはず!」と思い、本当に局アナから無職に。その後、世界一周旅行に出発し、27カ国を旅する。帰国後、日本メンタルヘルス協会で「心理カウンセラー資格」を取得。2003年に、株式会社ココロ・シンデレラを起業。著書『本当に頭がよくなる 1分間勉強法』(中経出版)は57万部を突破し、年間ベストセラー1位(2009年 ビジネス書 日販調べ)を獲得。著者累計160万部を突破するベストセラー作家になっている。
http://www.kokorocinderella.com
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