カルチャー
2015年2月20日
ナポレオンやエジソンも実践していた! 昼間の「仮眠」でフルチャージ!
[連載] 脳が突然冴えだす「瞬間」仮眠【2】
文・坪田 聡
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「瞬間」仮眠を取り入れて仕事もプライベートも充実なAさん


 営業部のAさんは、疲れ果てていました。
 朝早くから満員電車に揺られて出社すると、すぐに得意先回りと新規顧客開拓へ出かけます。

 ヘトヘトになって会社に戻れば、何の役に立つのかわからない会議で、通常の勤務時間が終わってしまいます。
 企画書作りなどで残業して、ぎりぎり終電に乗って家路に就き、家に着いたら後はバタンキューと眠るだけ。

 Aさんの場合、「仕事が忙しい→睡眠不足→日中は眠気で頭が働かない→仕事の能率が上がらず、アイデアも出ない→仕事に時間がかかる→睡眠時間を削らざるを得ない」という、負のスパイラルに落ち込んでいました。
 こんな生活をしていたのでは、会社での出世が望めないばかりか、プライベートでも充実した人生を送れません。

仮眠後、数十分おきに引き算のテストをした結果 ※クリックすると拡大

 Aさんから相談を受けた私は、「スキマ時間を見つけて、積極的に仮眠を取りましょう。特に"瞬間仮眠"を」とアドバイスしました。
 Aさんには、スキマ時間の見つけ方や、昼食後は必ず20分の昼寝をすること、電車で移動中は携帯電話を見ないで仮眠を取ることをお勧めしました。
 さらに、会社のデスクで仕事しているときに考えているふりをして目を閉じるなど、"瞬間仮眠"の取り方もお伝えしました。

 積極的に仮眠を取るようになると、Aさんは大きく変わりました。
 特に昼食後の20分の仮眠は午後の眠気を減らしてくれるので、午後も頭がスッキリとした状態で仕事に取り組めるようになったのです。そのおかげで、新規契約もたくさん取れました。

 オフィスで座って仕事をしているときには、コッソリ数秒間の仮眠を取るようになりました。周りの人からは考えごとをしているように見えるので、注意されることはありません。眠気が飛ぶので仕事のミスが劇的に少なくなり、上司からの評価も上がりました。

 仕事が早く終わるので家で過ごす時間が増え、プライベートも充実してきました。さらに、規則正しい生活ができるようになったので、体調もよくなってきたようです。
 私に会うと、「仮眠を積極的に取って本当によかった」と感謝してくれます。

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脳が突然冴えだす「瞬間」仮眠
坪田 聡 著



【著者】坪田聡(つぼた さとる)
1963年福井県生まれ。医学博士。雨晴クリニック副院長。日本睡眠学会、日本コーチ協会、日本医師会、ヘルスケア・コーチング研究会に所属。過酷なストレスに晒される現代、「睡眠に関する問題をスムーズに解決し、快眠生活を送る」ための指導を行なう睡眠コーチ。医師とビジネス・コーチの顔を持ち、健康的な睡眠に役立つ情報を提供し、睡眠の質を向上するための指導や普及に努める。2006年に生涯学習開発財団認定コーチ、2007年からAll About 睡眠・快眠ガイドを担当。「ブリーズライト」のCMに出演。著書に『脳も身体も冴えわたる1分仮眠法』(すばる舎)など多数。近著は『脳が突然冴えだす「瞬間」仮眠』。