カルチャー
2015年2月16日
最大52%もの割引がある「リスク細分型保険」の魅力
[連載] 保険ぎらいは本当は正しい【11】
監修・横川由理 文・長尾義弘
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ゴールドの運転免許で生命保険が安くなる!?


 自動車保険で「保険料は走った分だけ!」というのは、ご存じだと思います。
 事故を起こす確率の低い人には保険料が安くなるということです。

 こういった保険は、「リスク細分型の保険」と呼びます。
 生命保険にも、リスク細分型の保険があるというのをご存じでしょうか?

 喫煙者なのか、非喫煙者なのか、または健康体なのか非健康体なのかといった健康状態で保険料が変わってくる仕組みなのです。

 たとえば、メットライフ生命の「スーパー割引定期保険」は、喫煙者、非喫煙者、体格、血圧などの健康状態で4つのクラスに分けられていて、それぞれ保険料が変わってきます。

 35歳の男性の例で、説明してみましょう。
 保険金額が1,000万円、20年の保険期間で比較してみると、標準体は月額3,700円、喫煙優良体は月額2,780円、非喫煙標準体は月額2,510円、非喫煙優良体は月額1,740円となります。

 標準体と非喫煙優良体を比べると約52%も割安になっています!
 もちろん保障内容は同じです。

 健康に自信のある方は、リスク細分型の保険を試算してみる価値はあると思います。
 いくつかの保険会社を試算して比べてみてはいかがでしょうか。

 このリスク細分型の要件は、各保険会社によって違います。
 三井住友あいおい生命の「&LIFE収入保障保険」は、優良運転者基準をクリアすれば、さらに割引になります。

 この優良運転基準とは、次の3つです。
・自動車保険の契約等級が「12等級以上」であること
・「ゴールド運転免許証」を持っていること
・運転免許証を持っていないこと

 非喫煙者基準か、優良体基準のどちらかに該当している人は、さらに安くなるかも知れません。

1年間、禁煙にチャレンジしてみよう!


 非喫煙者割引だけでも、20%ぐらいの保険料に差が出る保険もあります。
 この非喫煙の期間は、保険会社によって違います。

 「スーパー割引定期」は2年以上ですが、マニュライフ生命の「こだわり収入保障」とか、損保ジャパン日本興亜ひまわり生命の「家族のお守り」などは、1年以上喫煙していないと大丈夫です。

 それで保険料が20%安くなるというのは、総額で考えると大きな額になります。これを機会に禁煙にチャレンジしてみてはいかがでしょうか。

 ただし、「ほんのちょっとだけタバコを吸ってしまったけれど大丈夫だろう」という甘い考えはダメです。加入の際に告知だけではなく、所定の検査があります。

 専用のキットを使って唾液の検査(コチニン検査)があり、基準数値を満たす必要があるのです。
 ごまかしては通用しません。

 健康になると病気のリスクも減らすことができるので、ぜひ禁煙にチャレンジしてみてください。

(第11回・了)
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保険ぎらいは本当は正しい
横川 由理 監修/長尾 義弘 著



【監修者】横川由理(よこかわゆり)
FPエージェンシー代表、CFP、証券アナリスト、MBA(会計&ファイナンス)。お金の知識を広めることをライフワークとして、ファイナンシャル・プランニング技能士資格取得講座、マネー講座、執筆などを中心に幅広く活動している。著書に『50歳から役に立つ「お金のマル得術」』『老後にいくら必要か?』『アベノミクスで変わる「暮らしのお金」の○と×』(以上、宝島社)など多数。監修には「別冊宝島」の年度版シリーズ『よい保険・悪い保険』などがある。
http://fp-agency.com/

【著者】長尾義弘(ながおよしひろ)
ファイナンシャルプランナー、AFP。お金のしくみ、保険のカラクリについての得する情報を発信している。徳島県生まれ。大学卒業後、出版社に勤務。いくつかの出版社の編集部を経て、1997年にNEO企画を設立。出版プロデューサーとして数々のベストセラーを生みだす。著書に『コワ~い保険の話』(宝島社)、『こんな保険には入るな!』(廣済堂出版)、『商品名で明かす今いちばん得する保険選び』(河出書房新社)などがある。
http://neo.my.coocan.jp/