カルチャー
2015年10月21日
「泣く?」or「笑う?」──いますぐできるストレス解消法
[連載] マンガでわかるストレス対処法【3】
文・野口 哲典
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仕事や人間関係、お金や生活に対する不安など、現代人は誰もが何かしらのストレスを抱えて生活している。こうしたストレスを無くすことは難しく、ストレスと向き合って、受け流すことが重要だと『マンガでわかるストレス対処法』の著者・野口哲典さんは言う。今回は、誰でもできる、おすすめのストレスの解消方法を紹介しよう。


涙を流すとストレスが解消される


涙を流してコルチゾールを排出しよう

 近年の研究により、涙とストレスの関係が注目されている。というのも感情が高ぶったときに流す涙は、ストレスを解消させる効果があることがわかってきたのだ。

 映画を観て感動したときなど、感情が高ぶって涙を流したあとに、気分がスッキリした経験をしたことのある人も多いだろう。

 どうしようもなくつらいことがあったときでも、思いっきり泣いて涙を流すと、気持ちが落ち着くようになる。

 これは情動の涙を流すことで、ストレスが緩和され、リラックスできるからだ。

 そもそも涙には大きく3つの目的がある。

 1つめは目を保護するための涙だ。目は外気に触れているため、乾燥や細菌などから保護するために、常に一定量の涙が分泌されている。

 2つめはタマネギを切ったときやゴミが入ったときなどに反射的にでる涙だ。

 そして3つめが、悲しいときや感動したときなどの感情が高ぶったときにでる情動の涙だ。こうした情動の涙は、もっとも人間的なものの1つだといえる。

 一般的にストレスを受けている状態のときには、交感神経が優位に働いている。そして体内ではストレスホルモンといわれるコルチゾールが分泌されている。

 それが悲しみや感動などの感情が高まると、副交感神経が優位になり、涙が流れるのだ。ちなみに副交感神経には身体の緊張を解き、リラックスさせる作用がある。

 また、涙によってストレスホルモンも排出される。

 さらに泣いて涙を流す行為は、緊張を一気に開放する効果もある。その結果、心身のストレスを緩和させ精神を安定させることができるのだ。

 以上のように、泣きたいときには無理にがまんしないで、思いっきり泣いたほうがストレス解消のためにもよいのだ。

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マンガでわかるストレス対処法
原因がわかれば解決策はおのずと見えてくる!!
野口哲典 著



野口哲典(のぐち てつのり)
1958年愛知県生まれ。東海大学卒。市場調査会社を経て、ライターとして独立。執筆活動だけでなく、確率などをテーマにした講演もこなす。おもな著書に、『知ってトクする確率の知識』『数学的センスが身につく練習帳』『数字のウソを見抜く』『みんなが知りたい男と女のカラダの秘密』『マンガでわかる確率入門』『身体に必要なミネラルの基礎知識』『マンガでわかる神経伝達物質の働き』『マンガでわかるホルモンの働き』(サイエンス・アイ新書)や『判断と選択に役立つ〈数〉の法則』(河出書房新社)、『「成功法則」を本気で科学する』(ベストセラーズ)、『入門 統計学はこんなに役立つ』(宝島社)などがある。