カルチャー
2015年10月8日
「オタク」で「しつこい」──男の子の特性を知って男子育児の「しんどさ」を解消!
[連載] うちの息子ってヘンですか?【2】
文・小崎 恭弘
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元保育士で、NHK Eテレ『すくすく子育て』を始め、テレビや新聞、雑誌などでも活躍中の小崎恭弘さんによると、育児についての講演会などでお母さんたちからよく聞くのが、「男の子って大変!」「男の子がわからない!」という声だといいます。本連載では、そんな著書の最新刊『うちの息子ってヘンですか?』から、男子育児の「しんどさ」を解消する秘訣を紹介していきます。今回は、男の子ならではの特性を取りあげましょう。


特性その1:男の子はオタク


 息子さんの好きなものはなんですか? 電車、車、飛行機、虫、何かのヒーロー...きっとこの中に最低ひとつは思い当たるものがあるでしょう。

 男の子、女の子を区別して育てようとしたり、何かを与えたわけでもないのに、なぜだか男の子はこれらのアイテムにハマっていくものです。

 電車好きな男の子は、乗り物図鑑でもあればひたすら眺め続けます。そして、うまく言葉もしゃべれないうちから、電車の名前は覚えていったりします。

「ひかり」「こだま」なんかはまだ序の口!「AIZUマウントエクスプレス」「ウィークエンドフレッシュひたち」などになると、お母さんは電車なのかなんなのか、わからなくなるのでは?

 車にしてもそうです。お母さんにはどれを見ても同じように見えますが、息子はそのようないい加減な見方を許しません。

「ドアの形が違うの!」
「エンジンの音が全然似てないでしょ!」

 もう、マニアックなオタクが家の中に住んでいると思ってください。

行動パターン1:興味の幅が狭くマニアック


男の子はオタク

 実生活では、踏み切りの前で電車が来るのをじーっと待っています。車道でトラックとバスを見ては、ずーっと眺めています。ダンゴムシも100匹捕まえます。あぁ、お母さんにとっては、電車地獄、車地獄、ダンゴムシ地獄。

行動パターン2:しつこい


男の子はしつこい

 理屈はいりません。好きなものが好き。そして愛しています。お母さんやお父さんは、電車やバスのDVDや絵本を、何度見せろとせがまれたことでしょう。もう息子の頭には、完璧にセリフが入っています。もちろん、お母さんも覚えてしまっています。

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うちの息子ってヘンですか?
男子育児のしんどさが解消される本
小崎 恭弘 著



【著者】小崎 恭弘(こざき やすひろ)
大阪教育大学教育学部 准教授。元保育士。1968年兵庫県生まれ。兵庫県西宮市公立保育所初の男性保育士として12年間、園児たちの保育に携わる。その間には、3人の息子の父親として育児休暇を3回取得。 自身も3兄弟の長男であり、高校生の頃から野外活動の「キャンプのお兄さん」として、幼児や小学生男子ともどっぷりかかわってきた「男の子のプロ」。NHK Eテレ『すくすく子育て』ほか、テレビや新聞、雑誌などでも活躍中。年間60回ほどの講演では、笑いあふれる漫談ふう育児指南を披露し、大人気を博す。NPO法人ファザーリング・ジャパン顧問。著書に、『男の子の本当に響く叱り方ほめ方』『思春期男子の育て方』(以上、すばる舎)、『わが家の子育てパパしだい!―10歳までのかかわり方』(旬報社)など。