スキルアップ
2016年1月22日
自分の人生をPDCAで回す──ホリエモン流「有限」な時間の使い方
[連載] 本音で生きる【1】
文・堀江 貴文
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ロケット開発からWebコンテンツの運営など、「たくさんのやりたいこと」を、矢継ぎ早に仕掛けていくホリエモンこと堀江貴文さん。「やりたいことをすべてやるには、時間が短い」と、密度が濃い時間を過ごしている。そんな堀江さんに、「やりたいこと」をすべてやるために「考えていること」「やっていること」を“本音”で語っていただいた。


「最適化」を繰り返すことで、できることが増えていく


ホリエモン流「時間」術を堀江貴文さんに"本音"で語っていただいた

 自分のやりたいことを片っ端からやろうとすると、最初のうちはまったく時間が足りなくなってしまうはずだ。だが、それでやりたいことを諦めてしまっては意味がない。時間という希少資源をどう使えばよいのかを常に考えることによって、自分のできる物事の範囲は広がっていく。

 そんなことで僕は常に「最適化」を考えている。たとえば、見ているニュースソースだって、内容がかぶっていたらどちらかやめようとか、歯磨きは歯ブラシよりも電動のほうが短時間で済むし、iPhone 6になって画面が大きくなったからKindleは持たなくていいやとか、そんな小さなことまで、日々改善をしている。

 最近僕が行った改善としては、夜のイベント出演を抑えたことが挙げられる。以前は、トークライブハウスでイベントを開催していたが、集客の関係で、開始時刻はどうしても午後7時以降にせざるをえない。そうなると終了時刻は午後9時半になってしまい、まともな食事ができる店に行けなくなってしまう。うまい食事は、僕にとって極めて重要だからこれは痛い。しかも、トークイベントに出演したところでたいしたギャラをもらえるわけでもない。それなら一般の集客にはこだわらず、「堀江貴文サロン」の会員向けとして早い時間帯にトークイベントをやったほうがいいと考えた。

 うっかりしていると、毎日がルーチンになりがちだ。「これ無駄だな」と思ったら、すぐ改善をしていくのだ。

 ビジネスの世界には、PDCAという考え方がある。PDCAとは、

Plan:計画を立てる
Do:実行する
Check:評価する
Action:改善する

のこと。企業経営ではPDCAをいかに高速に回すかがカギとなるが、同様にして、自分自身についても、PDCAのサイクルを回すのだ。その対象となるのは、24時間365日、自分の人生のすべてである。

 企業の場合、PDCAサイクルを回して改善を繰り返すのは、製品やサービスの品質を向上させ利益を上げるためだ。人生のPDCAについても利益を上げることを目標にすることはできるが、僕が改善を繰り返すのはお金を儲けるためではない。僕の時間を僕自身が好きに使うために、改善を繰り返すのである。

 なお、改善の結果、自分が苦しくなっては本末転倒だ。僕は、できる限り労力を使わず、楽しみながら自分のやりたいことが実現できるように改善を行なっている。意志力を奮い起こして、自分に無理を強いるようなやり方は長続きしないだろう。

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本音で生きる
一秒も後悔しない強い生き方
堀江 貴文



堀江貴文(ほりえ・たかふみ)
1972年福岡県八女市生まれ。実業家。SNS株式会社ファウンダー。元・株式会社ライブドア代表取締役CEO。東京大学在学中の1996年、23歳のときに、インターネット関連会社の有限会社オン・ザ・エッジ(後のライブドア)を起業。2000年東証マザーズ上場。時代の寵児となる。2006年証券取引法違反で東京地検特捜部に逮捕され、実刑判決を下され服役。現在は、自身が手掛けるロケットエンジン開発を中心に、スマホアプリ「TERIYAKI」「755」のプロデュースを手掛けるなど幅広く活躍。有料メールマガジン「堀江貴文のブログでは言えない話」は1万数千人の読者。2014年には会員制のコミュニケーションサロン「堀江貴文サロン」をスタートした。近著に『ゼロ』(ダイヤモンド社)、『我が闘争』(幻冬舎)、『逆転の仕事論』(双葉社)など。