スキルアップ
2017年11月22日
「苦労しないと、夢がかなわない」なんて誰が決めた?
『はしゃぎながら夢をかなえる世界一簡単な法』より
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運も幸せも人がつれてくる。だから「そもそも掘り」が大切


 夢をかなえる人、成功して幸せになっている人は、みんな運に恵まれています。その「運」とは何かというと、「人」にほかなりませんと、本田氏は言います。

 チャンスも運も幸せも、みんな「人」がつれてきます。だから人間関係が大切なのだと。

 いい人とめぐり合う一番のコツは「楽しさ」でつながることです。
 損得でつながる人間関係は、利害関係が変われば簡単に切れてしまいます。
 でもそもそも「楽しさ」でつながっている人間関係は切れることがありません。趣味の仲間を想像してもらえれば、わかりやすいと思います。

 どうやって「楽しさ」でつながるのかというと、本田氏は、「そもそも堀り」をすることをオススメしています。
 「そもそも堀り」とは人や自分の喜びの原石を掘っていくこと。

 たとえば自分がかなえたい夢があったとして、「そもそもどうしてそれをやりたいのか」、動機を掘り下げていくのです。
 最初は「金もうけがしたい」とか「女性にモテたい」とかゲスな理由が出てくるかもしれません。

 でも「なぜ金もうけがしたいのか」「なぜ女性にもてたいのか」、さらにどんどん掘っていくと、「お金をもうけて家族に楽をさせてやりたい」とか「いい伴侶を得て幸せな家庭を築きたい」など、美しい心につきあたります。

 それがあなたの「原石」なのです。

 同様に、人に対しても、「この人はなぜそう思うのか」「なぜこんなことをするのか」、そもそものところを掘り下げて考えてみるのです。
 「そもそも堀り」をしていけば、必ず美しいダイヤの原石が見つかります。そこを開示して、人とつながるのです。

 たとえば自己紹介では、相手の脳のスクリーンに「そもそも堀り」で掘り出した自分の思い、楽しさ、夢を映し出します。
 人とつながるときは、相手の楽しいものをホリホリしていくのです。

──いかがでしたでしょうか。『はしゃぎながら夢をかなえる世界一簡単な法』では、ここで紹介したほかにも、セルフイメージを上げる方法として、「自分を国宝級の弥勒菩薩だと思って大切にする練習」や「10人ほめて1人からほめ返してもらえる『10分の1ほめ返し法則』」、「親からあてがわれたものさしを縦から横にしてみる」など。人と楽しくつながるための方法として、人と対立しそうになったら、「どうしましょう?」という魔法の言葉で問題点を共有し、楽しく相談しあう方法や、目上の人からかわいがられる「秀吉のぞうり作戦」など、著者の経験談にもとづく具体的な方法が示されており、明日からすぐ実践できそうな気分にしてくれます。経営者やビジネスパーソンはもちろんのこと、学生や主婦の方たちにも役立つ一冊といえるでしょう。

(了)


はしゃぎながら夢をかなえる世界一簡単な法
はしゃぎながら夢をかなえる世界一簡単な法



本田晃一(ほんだ・こういち)
1973年1月生まれ。1996年にオーストラリア大陸を自転車で横断したり、バックパッカースタイルで世界を周る。その時、オーストラリアで多くの人がインターネットに触れていることに刺激を受ける。 帰国後、父のゴルフ会員権売買業を手伝う。ゴルフ会員権を購入されるお客様は、経済的だけでなく生き方が豊かな方が多く、たくさんの助言を頂く。お客様のアドバイスをベースに、2年かけてホームページを立ち上げ年商10億円を超える。 富裕層のお客様から、愛されるビジネスの構築だけでなく、家族との幸せな時間を大切にするために、自由なプライベートの時間を確保する秘訣も教わる。 当時はインターネットが普及し始めた2000年だったので、ネットマーケティングのパイオニアと呼ばれ、コンサルや講演依頼が多く来るようになるが、自分の時間を大切にしたく、講演よりも多くの人に届けられるブログや公式ホームページ等を通して情報を配信し始める。 配信する内容は「お客様から愛されながら会社を発展させる」ことだけでなく「忙しい経営者がどうやって自由なプライベートの時間を確保し家族と楽しめるか」という自由なライフスタイルを提唱している。 2007年、日本一の個人投資家・竹田和平氏から後継者としての打診を受け、和平哲学の素晴らしさに感銘を受け、気が付いたら500泊寝食をともにし、多くの帝王学を学ぶ。 現在も父から引き継いだ会社を経営しながら、竹田和平氏を始め多くの方から教わった帝王学などの情報配信をしたり、不定期に経営者や起業家に向けて講演等も行う。 夢は多くの旦那(与えられる人)を育てること。
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