スキルアップ
2013年12月13日
身になる! 仕事がはかどる! 本の内容を忘れない読書術の極意とは
『一瞬で人生が変わる!アウトプット速読法 』より
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「本の内容」を自分の言葉で再現してみる


『一瞬で人生が変わる!アウトプット速読法』(小田全宏 著)より

 アウトプット速読法では「何も見ないで、本の内容を5分間話す」ことがゴールです。

 本の内容をあまり理解していなくても、1分程度なら、話すことができるでしょう。けれど、これが「5分間」となると、「きちんと覚えてないと話せない」と思います。ですから、「本の内容について5分間話す」のが目標です。

 ただし、本を読んですぐに話すのは難しいので、話す前に内容を整理して、「情報を紙に書き出しておく」とよいでしょう。

 アウトプット速読法では、書き出したものを「リーディング・マップ」と呼んでいます。

 リーディング・マップの書き方に、とくに決まりはありません。箇条書きで要点を書き出しても、マインドマップでもかまいません。

 ただ、注意しなければいけないのは、「本を見ながら書いてはいけない」ということです。

 見ながらでないと書けないようでは、「頭の中に情報が入っている」とは言えません。

 また、読んだあとに、本の内容そっちのけで、「自分のこと(身の上など)」ばかり書くのも避けましょう。

 例えば、ある本に、日本の田舎の文化について書いてあったとします。

「それで、私が育った町には○○という山があって......」

 と自分の話ばかり書くようでは、アウトプットしているとはいえません。それは自分の昔話をしているだけ、です。

 本に書いてある内容について、

「なぜ著者はそう思うのかという理由が、5点ある。ひとつ目はこうで、その理由が出てくるためには、こういう論理や資料、体験があったから」

 というような流れを自分の頭の中できれいに整理して「自分に対しても言ってみること」、これが「書くアウトプット」です。

 本を読んだあと、

「この本の著者は○○さんで、こういう人で、本の内容は○○○○○○ということ」

を自分の言葉で再現する。誰かのために語る前に、まず、情報の内容を整理して書き出し、自分自身に話してみましょう。

「話す内容」を書き出し終わったら、いよいよ、人に話してみます。

 1冊の本について、

「自分の個人的な感想を交えることなく、5分間アウトプットする」

ことができれば、本を読み終えてから時間がたったあとでも、それに近い内容をアウトプットすることができるはずです。


一瞬で人生が変わる!アウトプット速読法
小田全宏 著



【著者】小田全宏(おだ ぜんこう)
1958年滋賀県彦根市生まれ。東京大学法学部卒業後、(財)松下政経塾入塾。松下幸之助翁指導のもと、人間教育を研究。その後、松下幸之助翁の人間観と陽転思考を基本とした人間教育活動を開始。1991年、(株)ルネッサンス・ユニバーシティを設立。多くの企業で「陽転思考」を中心とした講演と人材教育実践活動を行っている。2008年には、人間が持つ本来の能力(脳力)を最大限にまで引き出すことを理念とする、アクティブ・ブレイン協会を設立。全国で開催する「アクティブ・ブレインセミナー」では、自身も講師として読書法、記憶術、英単語、学習法などを指導、数多くの受講者から熱烈な支持を得ている。著書に『松下幸之助翁82の教え』(小学館文庫)、『1分間松下幸之助』(SBクリエイティブ)、『【図解】「絶対記憶」メソッド』(PHP研究所)、『陽転思考』『新・陽転思考』(共に日本コンサルタントグループ)など多数。
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