スキルアップ
2015年2月23日
青ペン学習法 ~青ペンを使うと、記憶力が上がるって本当!?
文・石井貴士
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青ペンを使うだけで勉強ができるようになる、「青ペン学習法」とは?


 昨日2月22日、Yahoo!映像トピックスにて私が出演・解説している「偏差値30→70に上げた男のノート術」という動画が1位を獲得し、大反響となっています。この動画では、4色の色を使ったノートの取り方について解説したものですが、色を使ったノート術としては、「青ペン学習法」もオススメです。

「勉強をするときには、黒ペンではなく、青ペンを使う」

 たったこれだけで、勉強ができるようになるのですから、やらない手はありません。

 実際に「青ペン学習法」を取り入れている学習塾もありますし、今の受験生の多くは青ペンで学習しています。

 そもそも青ペン学習法というのは、私が2008年8月に刊行した『本当に頭がよくなる1分間勉強法』で紹介したところ、「これなら簡単にできる」ということで、多くの学習塾や、先生方が使い始め、そこから爆発的に広がったメソッドです。

 では、なぜ、青ペンを使うべきなのでしょうか?

【青ペン学習法で記憶力が上がる理由 その1】──寒色の「青」は、無意識のうちに集中力を高める効果あり!


 色には、寒色と暖色があります。

 寒色は、青・緑を指します。
 黒板の色が緑になっているのも、自然と生徒が集中するためですし、
 木々の緑を見ると、人はホッとします。
 寒色は、副交感神経に作用し、寒色を見ると、人は集中状態に入ると言われています。

 それに対して、暖色は、赤・オレンジ。
 武田信玄が赤い鎧にしたのは、血を想像させる赤(暖色)を身に着けることで、敵は落ち着かなくなって、パニック状態になり、冷静な判断ができないようにするためと言われています。

 また、赤ちょうちんに代表されるように、赤い内装の店、赤いテーブルのお店は多いです。
 なぜ、飲食店では赤を使うかと言うと、暖色を見せることによって、人は興奮して、冷静な判断ができなくなるからです。
 そのため、赤の内装にすることで、欲しくないものも注文してしまい、売り上げが上がると言われています。

 暖色は、交感神経に作用し、暖色を見ると、人は興奮状態に入ると言われています。
 つまり、

 寒色──集中する色。
 暖色──興奮する色。

 なのです。
 ならば、勉強の場合は、青ペンを使うだけで、自動的に集中状態に入れるのです。



本当に頭がよくなる1分間記憶法
石井貴士 著



【著者】石井貴士(いしい たかし)
作家。(株)ココロ・シンデレラ代表取締役。1973年愛知県名古屋市生まれ。東京都町田市立つくしの中学校卒。私立海城高校卒。代々木ゼミナール模試全国1位、Z会慶応大学模試全国1位を獲得し、慶應義塾大学経済学部に合格。ほとんど人と話したことがないという状態から、テレビ局のアナウンサー試験に合格。アナウンサー在職中に、「アナウンサーを辞めて、ゼロからスタートしてビッグになったら、多くの人を勇気づけられるはず!」と思い、本当に局アナから無職に。その後、世界一周旅行に出発し、27カ国を旅する。帰国後、日本メンタルヘルス協会で「心理カウンセラー資格」を取得。2003年に、株式会社ココロ・シンデレラを起業。著書『本当に頭がよくなる 1分間勉強法』(中経出版)は57万部を突破し、年間ベストセラー1位(2009年 ビジネス書 日販調べ)を獲得。現在、著作は合計で50冊。累計160万部を突破するベストセラー作家になっている。
http://www.kokorocinderella.com
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