スキルアップ
2015年2月23日
青ペン学習法 ~青ペンを使うと、記憶力が上がるって本当!?
文・石井貴士
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【青ペン学習法で記憶力が上がる理由 その2】──インターネットの普及で青がリンク色となり、記憶にもリンク(定着)する!


 マイクロソフトは、人が一番気になる、集中してしまう色が青であるという研究結果の元、なるべく重要なところは青にするようにしたと言われています。

 インターネットでも、リンクされているところは青。
 重要ではないところは、黒で書かれています。

 インターネットが登場する前であれば、黒と青の重要度は、ほとんど同じくらいだと認識されていたはずです。
しかし、インターネットを毎日のように使っている、われわれ現代人にとっては、

重要なもの=青で書かれいて、リンクされている。
重要ではないもの=黒で書かれていて、リンクされていない。

 と、脳が自動的に認識しているのです。

 ということは、青ペンを使うだけで、「青で書かれているので重要に違いない」と、脳が考えてくれるのです。

 ならばあなたは、青ペンを使うだけで、青で書かれたことが脳の回路ともリンクして、記憶に定着するようになるのです。

【実践! 青ペン学習法】──覚えたいものは「青いペン」、どうでもいいものは「黒いペン」を使う!


 青ペン学習法では、基本的には、常に青いペンを使います。
 それにより、

(1)自動的に集中状態を生み出し、
(2)記憶にも定着させる

 という効果が、あなたにもたらされます。
 逆に、

「今日のご飯は、ここに置いたわよ。お母さん」

 と言った、勉強とは関係なく、忘れていいものには、黒を使います。
 では、青よりも重要なものがあったらどうするか?

 そのときになって初めて、暖色である赤を使うのです。

 青ペンで書かれた文字を、赤で囲ったり、赤でアンダーラインを引けば、集中状態の中で、興奮状態が生まれるので、より記憶には定着するのです。

 青ペンを使うだけで、集中できて、記憶力も上がるのですから、青ペン学習法を実践しない手は、ないのではないでしょうか。



本当に頭がよくなる1分間記憶法
石井貴士 著



【著者】石井貴士(いしい たかし)
作家。(株)ココロ・シンデレラ代表取締役。1973年愛知県名古屋市生まれ。東京都町田市立つくしの中学校卒。私立海城高校卒。代々木ゼミナール模試全国1位、Z会慶応大学模試全国1位を獲得し、慶應義塾大学経済学部に合格。ほとんど人と話したことがないという状態から、テレビ局のアナウンサー試験に合格。アナウンサー在職中に、「アナウンサーを辞めて、ゼロからスタートしてビッグになったら、多くの人を勇気づけられるはず!」と思い、本当に局アナから無職に。その後、世界一周旅行に出発し、27カ国を旅する。帰国後、日本メンタルヘルス協会で「心理カウンセラー資格」を取得。2003年に、株式会社ココロ・シンデレラを起業。著書『本当に頭がよくなる 1分間勉強法』(中経出版)は57万部を突破し、年間ベストセラー1位(2009年 ビジネス書 日販調べ)を獲得。現在、著作は合計で50冊。累計160万部を突破するベストセラー作家になっている。
http://www.kokorocinderella.com
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