スキルアップ
2017年7月21日
「投資信託」5つの間違った常識と、本当にお金が増える6つの条件
文・篠田 尚子
「本当にお金が増える投資信託」の条件は6つ!
私が考える、「本当にお金が増える投資信託」の定義は実はとてもシンプルです。市場平均であるインデックスを上回る運用成績を収めていて、尚且つ、その運用成績が、カテゴリー(「国内株式」「先進国債券」など)内でおおむね上位20%以内に入っていること。さらに、世間ではあまり知られていない、本当に儲かるファンドを抽出するため、私は以下の6点を条件として掲げています。
(1)購入時手数料がかからない
(2)決算回数が年2回以下
(3)3年以上の運用実績
(4)2社以上の金融機関で購入が可能
(5)同じカテゴリーに属する商品との比較
(6)運用手法および運用体制の評価
国内で販売されている約6,000本の投資信託の中には、金融機関向けや企業の年金専用の商品があります。また、個人向けであったとしても、自由に売買できない『単位型』と呼ばれる商品や、預貯金に近い性格を持つ商品もあります。そうした商品を除き、さらにインデックス型の商品を除くと、約2,000本まで絞り込めます。そこから、上記の条件を当てはめて、最終的に以下の10本を選出しましたので、参考にしてみてください。
(了)
篠田 尚子(しのだ しょうこ)
楽天証券経済研究所 ファンドアナリスト。 慶應義塾大学法学部卒。早稲田大学大学院ファイナンス研究科修了。 国内の銀行において個人向け資産運用のアドバイス業務に携わった後、2006年ロイター・ジャパン(現トムソン・ロイター・マーケッツ)入社。傘下の企業で、投資信託評価機関として世界最高峰に位置づけられるリッパーにおいて、世界中の機関投資家へ向けて日本の投資信託市場調査および評価分析レポートの配信業務に従事。同時に、香港やシンガポールなど世界各国で開催される資産運用業界の国際カンファレンスで日本の投資信託市場にまつわる講演も数多く行う。 2013年にロイターを退職し、楽天証券経済研究所に入所。日本の投資信託市場動向を国内外のメディア等へ配信しながら、海外の投資信託市場の分析も手がけている。
楽天証券経済研究所 ファンドアナリスト。 慶應義塾大学法学部卒。早稲田大学大学院ファイナンス研究科修了。 国内の銀行において個人向け資産運用のアドバイス業務に携わった後、2006年ロイター・ジャパン(現トムソン・ロイター・マーケッツ)入社。傘下の企業で、投資信託評価機関として世界最高峰に位置づけられるリッパーにおいて、世界中の機関投資家へ向けて日本の投資信託市場調査および評価分析レポートの配信業務に従事。同時に、香港やシンガポールなど世界各国で開催される資産運用業界の国際カンファレンスで日本の投資信託市場にまつわる講演も数多く行う。 2013年にロイターを退職し、楽天証券経済研究所に入所。日本の投資信託市場動向を国内外のメディア等へ配信しながら、海外の投資信託市場の分析も手がけている。