ビジネス
2014年4月16日
与沢翼・成功のカラクリ【1】好きなコトより、まず全力で金を稼ぐ
[連載]
秒速で10億円稼ぐありえない成功のカラクリ【1】
文・与沢 翼
たった1人でネットビジネスに参入し、わずか半年で7億円を稼ぎ出すと共に、業界のカリスマにのぼり詰めた与沢翼。反面、派手な演出でメディアに登場する姿を見たり、発言を聞いたりして、アンチ与沢翼のなった人も少なからずいる。そうした良い面でも、悪い面でも注目を集める若手起業家・与沢翼の著書『秒速で10億円稼ぐありえない成功のカラクリ』から、誰でも実践できる成功法則を紹介する本連載。第1回目は、成功するための「マインドセット」について語る。
最初は「好きなこと」より「お金」を全力で稼げ
成功したいのなら、まずは理想や理屈を並べるより「お金を稼ぐ」ことだ。そこに一点集中した方がいい。経済基盤を確立するということである。
ここは意外に間違えやすいところなので注意しよう。巷の起業本や成功法則本には、ときどき「自分の好きなことから始めよう」というようなことが書かれている。
私は、基本的にそうした考え方には否定的だ。それはなぜか。まず、自分の好きなことをしたい、そしてお金も稼ぎたいという二兎を追う者は中途半端になりがちで、結局どちらも満足できない結果に終わることが多いからだ。
それだったら最初は、理想や理屈は置いておいて「まず稼ぐ」ということにエネルギーを注いだ方がいい。それは一時のことだ。そして全力でお金をつくれば、あとは自走フェーズに移れる。そうすれば好きなこと、理想とすることをやってもいいだろう。
まず経済的基盤もなしに「好きなこと」や「心が豊かになること」をすることはできないということだ。今日食べるものや、来月の家賃の支払いを心配しながら、それでも心が豊かになれるということはない。
成功するのにも何事にも順番や道理というものがある。どんな高性能な車でも、エンジンを始動した瞬間に時速100㎞のスピードは出せない。そんなことができてしまえば、とても手に負えないものになり事故を起こすのがオチだろう。
いくら私が非常識な成功法則で動いているからといって、そういう、ものの道理や原理原則に背いたり無視したことをやろうと言っているのではない。そこは勘違いしないでもらいたい。
成功の軌道に乗るには、まず、お金を稼ぐことに集中して経済基盤を確立する。そして次に、満足できるラインに達したら変化をさせる。自立した人間同士の関係をつくり、継続的に成功をもたらすビジネスの基盤にプラスになるように活動する。
この時点では、もう、ただ単にビジネスでお金を稼ぐだけのフェーズではなくなっている。仕事と遊びの境界がなくなり、人生全体が仕事であり遊びであるというストレスフリーな状態になる。
分かるだろうか。成功するにはお金に対する意識改革が必要だと最初に言ったが、まずは自分のこれまでの固定概念を捨てて「お金を稼ぐ」ということに純粋に取り組んでみればいい。
すると、今まで見えていなかったものが見えてくる。もちろん、お金は成功のすべ てではないが、それは経済基盤を確立してからの話だ。
【著者】与沢 翼(よざわ つばさ)
1982年11月11日生まれ。早稲田大学卒業。株式会社Free Agent Style Holdings代表取締役会長。2017年、年商1000億円のグループ企業を目標にビジネスを展開し続ける。テレビ番組「笑っていいとも」「ダウンタウンDX」「有吉ジャポン」「ありえへん∞世界」、雑誌「週刊新潮」「週刊ダイヤモンド」「AERA」「週刊ポスト」「東京ウォーカー」、ラジオ「J-WAVE」など多数出演。今、最も注目を集める若手起業家である。著書に『Super Free Agent Style』(角川フォレスタ)、『秒速で1億円稼ぐ条件』(フォレスト出版)、『秒速で10億円稼ぐありえない成功のカラクリ』(SBクリエイティブ)がある。
1982年11月11日生まれ。早稲田大学卒業。株式会社Free Agent Style Holdings代表取締役会長。2017年、年商1000億円のグループ企業を目標にビジネスを展開し続ける。テレビ番組「笑っていいとも」「ダウンタウンDX」「有吉ジャポン」「ありえへん∞世界」、雑誌「週刊新潮」「週刊ダイヤモンド」「AERA」「週刊ポスト」「東京ウォーカー」、ラジオ「J-WAVE」など多数出演。今、最も注目を集める若手起業家である。著書に『Super Free Agent Style』(角川フォレスタ)、『秒速で1億円稼ぐ条件』(フォレスト出版)、『秒速で10億円稼ぐありえない成功のカラクリ』(SBクリエイティブ)がある。