カルチャー
2014年7月8日
できる人は机の下でこっそりやっている! 「ふくらはぎ」健康習慣
[連載]
『医者と薬を遠ざける「ふくらはぎ」習慣』より【4】
文・小池弘人
歩くことから始まる「ふくらはぎ」習慣
前回は、ふくらはぎ習慣として、「もむ」「さする」の2つをイラストを交えて説明しました。
今回は普段忙しいビジネスパーソンでも、場所を気にせずできる「ふくらはぎ」習慣を紹介します。
それは、ずばり「歩くこと」です。
医師の立場から運動をすすめる場合、「歩くこと」を真っ先に挙げています。
その一番の理由はリスクが少ないことです。
つまり、走るとなると膝に負担がかかるので、痛みが出るといった弊害を招く恐れがあるからです。
もし膝や足腰の不安がないようなら、普段から平坦な道ばかりでなく、起伏のある道を歩くことをおすすめします。
歩くという行為は、ふくらはぎの感覚(自分の内側)を意識すると同時に、ふくらはぎを用いながら、外の世界(自分の外側)に対して、意識を向ける行為でもあります。
とくに、ふくらはぎを意識した歩き方としておすすめなのが、「つま先立ち歩き」と「かかと歩き」です。
「つま先立ち歩き」は、腓腹筋とヒラメ筋を鍛えることができます。
ただし、あまり無理なつま先立ちは、かえってふくらはぎを痛めかねないので、楽にできる程度から始めるのがよいでしょう。
次に「かかと歩き」は、前脛骨筋を鍛えることができます。
ただし、かかと歩きは後方へのバランスを崩しやすいので、転倒には注意してください。
【著者】小池弘人(こいけ ひろと)
1970年東京都生まれ。1995年群馬大学医学部医学科卒業。博士(医学)。日本統合医療学会指導医、日本内科学会認定医、日本臨床検査医学会臨床検査専門医など。2003年に統合医療の世界的権威アンドリュー・ワイル博士率いるアリゾナ大学統合医療プログラムのアソシエイトフェローに選出。2007年に小池統合医療クリニックを開設。現在、同クリニック院長、群馬大学医学部非常勤講師。漢方、鍼灸といった東洋医学などを通して、現代医療における代替医療の可能性を探究している。とくに監修として関わった『「ふくらはぎをもむ」と超健康になる』(マキノ出版)がベストセラーとなり、これまであまり関心を持たれてこなかった「ふくらはぎ」に医師の立場から光を当てることで、「ふくらはぎ習慣」の火付け役となった。著書に『決定版 新ふくらはぎ習慣』(扶桑社)、『ふくらはぎ「もみ押し」健康法』(静山社)などがあり、共著に『病気が逃げていくふくらはぎ力』(世界文化社)などがある。近著は『医者と薬を遠ざける「ふくらはぎ」習慣』(SBクリエイティブ)。
1970年東京都生まれ。1995年群馬大学医学部医学科卒業。博士(医学)。日本統合医療学会指導医、日本内科学会認定医、日本臨床検査医学会臨床検査専門医など。2003年に統合医療の世界的権威アンドリュー・ワイル博士率いるアリゾナ大学統合医療プログラムのアソシエイトフェローに選出。2007年に小池統合医療クリニックを開設。現在、同クリニック院長、群馬大学医学部非常勤講師。漢方、鍼灸といった東洋医学などを通して、現代医療における代替医療の可能性を探究している。とくに監修として関わった『「ふくらはぎをもむ」と超健康になる』(マキノ出版)がベストセラーとなり、これまであまり関心を持たれてこなかった「ふくらはぎ」に医師の立場から光を当てることで、「ふくらはぎ習慣」の火付け役となった。著書に『決定版 新ふくらはぎ習慣』(扶桑社)、『ふくらはぎ「もみ押し」健康法』(静山社)などがあり、共著に『病気が逃げていくふくらはぎ力』(世界文化社)などがある。近著は『医者と薬を遠ざける「ふくらはぎ」習慣』(SBクリエイティブ)。