カルチャー
2015年2月2日
「何となく入っている人」は必見! 保険選び3つのポイント
[連載] 保険ぎらいは本当は正しい【7】
監修・横川由理 文・長尾義弘
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保険選びの3つのポイント


「保険の選び方がよくわからない」という理由で、人に勧められるままに入っていませんか?
 また、「何となく保険に入っている」という人も多いのではないでしょうか?

 実は、保険商品というのは、金融商品の一種です。しかも、保険は高額商品ですので、本来はキチンと考えて選びたいところですが、仕組みが複雑で本当にわかる人は少ないのです。

 そこで、一般の方に保険を選ぶコツをお教えしましょう。

 ポイントは3つです。
 このポイントを注意すれば、きっと自分に合った保険を見つけることができるでしょう。

(1)「誰に」
(2)「いくら」
(3)「いつまで」

 この3つを考えながら、保険を選んでみましょう。

保険選びのシンプルな手順


 まず、「誰に」ということを考えてみましょう。
 たとえば、20代の未婚の会社員。扶養家族がいない場合は、もしかすると「誰に」は必要ないかもしれません。その場合は必ずしも保険に入る必要はないのです。
 家族のためなのか、自分のためなのかで、入る保険も変わってくるということです。

「いくら」というのは、不慮の事故が起こったときの必要額のことです。
 まだ小さい子どものいる家庭で夫が亡くなった場合は、子どもの教育費や妻の生活費など合計するとかなりの高額になりますので、死亡保険が役に立ちます。
 しかし日本では、公的社会保障など手厚い保障もありますから、保険の必要額は、それらの公的社会保障を引いた額を考えてください。

「いつまで」というのは、いつまで保障が必要なのかです。
 一生涯、大きな保障が必要というのではなく、子どもが成人すると保障額は少なくてもよくなります。
 また、終身保険の場合は、いつまで保険料を支払うのかということです。相続のために保険に入る場合は、一生涯の終身保険になります。

 この3つのポイントを頭に入れて整理して考えると、どんな保険が必要なのか見えてきます。
 そして、「どんな種類の保険に入るべきなのか」「保障額はいくらいすればいいのか」がわかってきます。

 つまり、そこから導き出された「必要な保険」を、各社の保険料を比較しながら、生活に負担の少ない形で選べばよいのです。

(第7回・了)
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保険ぎらいは本当は正しい
横川 由理 監修/長尾 義弘 著



【監修者】横川由理(よこかわゆり)
FPエージェンシー代表、CFP、証券アナリスト、MBA(会計&ファイナンス)。お金の知識を広めることをライフワークとして、ファイナンシャル・プランニング技能士資格取得講座、マネー講座、執筆などを中心に幅広く活動している。著書に『50歳から役に立つ「お金のマル得術」』『老後にいくら必要か?』『アベノミクスで変わる「暮らしのお金」の○と×』(以上、宝島社)など多数。監修には「別冊宝島」の年度版シリーズ『よい保険・悪い保険』などがある。
http://fp-agency.com/

【著者】長尾義弘(ながおよしひろ)
ファイナンシャルプランナー、AFP。お金のしくみ、保険のカラクリについての得する情報を発信している。徳島県生まれ。大学卒業後、出版社に勤務。いくつかの出版社の編集部を経て、1997年にNEO企画を設立。出版プロデューサーとして数々のベストセラーを生みだす。著書に『コワ~い保険の話』(宝島社)、『こんな保険には入るな!』(廣済堂出版)、『商品名で明かす今いちばん得する保険選び』(河出書房新社)などがある。
http://neo.my.coocan.jp/